環境経済・政策研究 第2巻第1号
2009年1月発行 ISBN:978-4-00-025781-7
環境経済・政策に関する研究の現時点での到達点を整理し、今後解明されるべき学術的・社会的課題を提示する。現実の環境問題が突きつけている自然と人間の共生をめぐる根本的な問題提起を真摯に受け止め、環境と両立するサステイナブルな経済と社会を創造する理論と政策を追究しその架橋をめざす研究論集第3号。
目次
- 明日香壽川
- 日本政府によるカーボン・クレジット活用策の比較評価および発展経路
--国内排出量取引制度と京都メカニズム・クレジット取得事業を中心に - 岡 敏弘・畔上泰尚・山口光恒
- 排出権取引における初期配分が効率性に与える影響
--EU排出権取引制度(EUETS)の現実から考える - 藤田敏之
- 越境汚染に関するマッチング協定の有効性
- 山本雅資
- 一般廃棄物の収集運搬費用の経済分析
- 錦 真理
- 国際レベルにおけるCDMルール設定と持続可能な発展
--パートナーシップ論による分析 - 渡辺 聡
- エネルギー節約的技術開発における誘発技術革新の可能性
--日本での実証的研究
英文要旨
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