SEEPS 環境経済・政策学会

第5号「アメニティと歴史・自然遺産」

表紙

第5号「アメニティと歴史・自然遺産」

2000年9月発行 ISBN:4-492-80065-4

目次

巻頭論文
宮本憲一
20世紀の環境問題をふりかえって
シンポジウム
司会:石見利勝
討論者:西村幸夫、木原啓吉、苅谷勇雅、江口よう子
歴史遺産と自然遺産
アメニティと歴史・自然遺産
池上惇
アメニティの経済学
寺西俊一
アメニティ保全と経済思想――若干の覚え書き
作間逸雄
アメニティー・ケイパビリティー・風土――風土を取り戻すために
西村幸夫
文化遺産の広がりとその価値づけに関する考察――世界遺産を例に
佐々木雅幸
イタリアの都市文化政策における保存と創造
細田亜津子
環境保全に貢献する歴史的建造物保存――開発途上国景観のアメニティと環境保全
栗山浩一・北畠能房・大島康行
世界遺産屋久島の価値を考える――CVMによる価値評価
吉田謙太郎
ルーラル・アメニティ保全とツーリズムの影響に関する考察
矢部光保・合田素行
阿蘇草原の保全価値に関する経済評価――農業のもつ多面的機能保全の可能性と現実性
呉尚浩
都市近郊における里山保全の新たな展開と課題――市民による共同管理をめぐって
進士五十八
都市のみどりと農地
北村健二
自然保護における価値の循環――地域の取組みが機能するために
環境論壇
室田武
地域・並行通貨による環境保全の可能性――ゲゼル=ケインズ方程式およびトロント・ドル等式からの検討