ハワイ大学マノア校 樽井礼

  • 経済学部 教授
  • 【環境経済・政策学会での活動】
    • 環境経済・政策学会 会員 (2011年~現在)
    • 2021年 学術賞受賞
  • 【略歴】
    • 1997年3月 慶應義塾大学経済学部卒業
    • 1999年3月 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了
    • 2004年7月 ミネソタ大学 応用経済学部 博士課程修了 博士 (農業・応用経済学)
    • 2004年8月~2006年7月 コロンビア大学The Earth Institute 研究員
    • 2006年8月~2010年7月 ハワイ大学マノア校経済学部 助教授
    • 2010年8月~2018年7月 ハワイ大学マノア校経済学部 准教授
    • 2018年8月~ ハワイ大学マノア校経済学部 教授 [現在に至る]
  • 【社会貢献活動】
    • Member, Advisory Group for the development of Hawaiʻi Gas Integrated Resource Plan, 2022-2023
    • 沖縄ハワイクリーンエネルギー タスクフォース(2024年、2025年)
  • 【ウェブサイト】 https://nori523.wixsite.com/my-site

【研究キーワード】
環境規制の経済分析、エネルギー政策分析、沿岸管理、海面上昇対策、災害の経済影響

【研究内容例】
海面上昇や洪水が、不動産市場などを通じてどのような経済影響を及ぼしているか。さまざまな汚染のリスクを、無駄な費用をかけずに効果的に減らすには、どのような政策がよいのか。ハワイのビーチ保全には、どれほどの経済的価値があるのか。節電促進やクリーンエネルギーへの転換を、低所得家庭への負担を抑えながらいかに進めるか。こうした課題にハワイ、日本、その他の事例やデータを応用して取り組んでいます。

ハワイ州オアフ島での海面上昇効果。
エネルギー政策が電気料金に及ぼす影響分析の一例。

【高校生へのメッセージ】
環境問題に関心はあっても、そもそも何が問題の核心であるのか、生活の中で何が困るのか、どのような対策が望ましいのか分からない方も多いと思います。環境経済学は、その答えを探るために役立つ学問の一つです。理論モデルを応用したり、データ分析を行ったり、政府や企業の方と協力して取り組んだりする機会もふんだんにある刺激的な学問です。(写真はハワイでの探究型研修を企画する高校の先生方と)